第39回 上野東照宮 春のぼたん祭
上野公園内、上野東照宮の一角にあるぼたん園で春に開かれるもの。
大石鳥居と水舎門をくぐり、石灯籠が立ち並ぶ表参道が見えたら左を見ると、ぼたん苑の入り口がある。
苑内には曲がりくねった通路の両脇にぼたんが咲いている。ゆっくり見るとそこそこ時間がかかるが、途中に趣きのある椅子が設置されているので休みながら見られる。
すだれの天井が涼しげ。
ぼたん苑のパンフレットによると、中国原産のぼたんは百花の王と呼ばれて、薬用と観賞用に親しまれてきたそう。
絢爛豪華な見た目から縁起の良い花として愛されている花だとか。
細い園路の両脇に様々な国の品種のぼたんが咲き誇り、その数110種600株以上。
梅や桜、桃など、春に咲く他の花と違う特徴は、なんといってもその大きさ。
一つ一つがかなり大きく、見応えのある見た目。全体的な色合いを楽しむより、じっくり観察して楽しみたくなる。
そしてこのぼたん園の隠れた見どころは、日本らしい演出。
ぼたんに負けない色鮮やかな和傘、ひさし、雅なBGMが流れ、それらが合わさってぼたんを引き立てている。
ボリュームのあるぼたんが傘をさしているようでかわいらしく、和傘だけ見ても十分美しい。
ぼたん苑の終点にはちょっとした売店があり、お茶や最中、アイスをいただける。
風流な雰囲気に浸りながら、のんびりお茶をいただくのも格別。
訪れたのはGW中、混雑する上野公園だったけど、それでも苑内はじっくり一つ一つ見れるくらいだった。
春だけの、上野公園のおすすめスポット。
【会期】
2018年4月11日〜5月13日
9:00~17:00
【入苑料】
700円
【HP】
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